僕は箱根駅伝が好きだ。
うちには正月に出かける習慣がなく、
元旦は祖母宅に親族集合、残りの三が日は自宅でだらだらと過ごすのが定番だった。
物心つく以前から、1月2-3日はおせちを食べつつ箱根駅伝を見るのが定番だった。
記憶に残っていて箱根駅伝好きを決定づけたのは早稲田大学と渡辺康幸。
結局早稲田大学に縁ができることはなかったけど、今に至るまで駅伝は早稲田押しだ。
しかし、2区で渡辺のライバルである山梨学院大学のマヤカが早稲田を交わし、
総合優勝はならなず。
3-4年時は花の2区で、マヤカと争いながら区間賞、3年時には区間新記録の走り。
早稲田は往路は優勝するも、復路で逆転され総合優勝はならず、
僕の記憶では山上り・下りが決定的に弱かった印象がある。
とまあ、この時の渡辺康幸を中心とした駅伝は、箱根駅伝だけでももっと語れるし、
出雲や全日本とあわせたらもっともっと話はつきない。
これが今に続く駅伝ファンの起源だ。
一人が早くてもダメで、どんなに強い選手も当日に合わせられなければブレーキになる。
駅伝はドラマ。
もちろんマラソンも見るけれど、やっぱり駅伝、特に箱根は特別。
(あー、はてブロリレマラ出たかったなー。)
まさか自分が長距離市民ランナーになるなんて露ほども考えなかったけど。
その後、大学4年の夏に東京から名古屋に2泊3日で自転車旅行をした。
出発は五反田で大手町ではなかったが、初日は箱根を越えて沼津まで行った。
箱根の坂は本当に急勾配で、自転車こげずに押すこともしばしばだったけど、
頂上を迎えた時の達成感と下りの爽快感といったらなかった。
さて、なんでこんな話をするかと言うと、
今日は自分の両親も含めた家族で箱根に旅行に来ている。
そう、ここまでは壮大な前置きだったわけだ。(長っ!w)
川崎から小田原経由で箱根湯本へ。
バスで芦ノ湖まで出て、船に乗り、ロープウェイとケーブルカーを乗り継いで強羅へ。
今日は天気が良くなく、富士山が見えないどころか、
ロープウェイが一時運行停止していて予定が狂ったけど、
最終的に乗れて子どもたちも楽しめてよかった。
今回は普段アメリカにいて会えない両親への孝行も兼ねており、ちょっと宿を奮発。
たまには、ね。
お庭の眺めも素晴らしい。
夏の緑もいいが、紅葉の季節はすごくきれいだろう。
さて、実は今回箱根の宿を予約したのが皆さんが柴又やエア柴又を走られていた時期で、
僕の中でむくむくと芽生えた思いがある。
「箱根まで走っていこうか。」というものだ。
自転車では行ったことあるし、前日に出発して箱根まで1泊2日なら十分いけるだろう、
という気持ちはあったものの、流石に嫁に顰蹙を買いそうなのでやめておいた。
結果的に、前日も仕事だったし、ナイス判断だったわけだが、
日本帰国後は絶対にやることの一つになった。
とはいえ、走らないわけにはいかない!、ということで、
山登り(坂ダッシュ)Wingateを敢行。
前回のWingateは河川敷のトラックを走ったのだが、全力中年さんから、
「何だよ、トラックかよ。疾走区間が早くてびびったけど、インチキやんか。」
と突っ込みをうけてしまったので、
5本目と手動で計測を手間取った6本目はできるだけ平坦に近い道で再度計測。
坂道では30秒終わった後ほとんど歩いたけど、まずまずの結果。
しかし、坂道ダッシュは本当にきつい。
全力で走ってるのに全然進まない。
箱根駅伝の5区を走るランナーを改めて尊敬。
温泉好きでもある僕は、疲れた体を癒すため、初日だけで3回入浴するのであった。
【本日のラン】
メニュー:坂道Wingate Interval x 5
ギア:On cloud flow
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