折り返して後半
前のランナーは見えない。
自分との戦いと思い、キロ4分40秒を切るペース設定で走る
来た道を戻るのは、道程がわかっている分気が楽だ。
往復コースや周回コース、あるいは前年参加したことのあるコースは、
新鮮味は薄れるかもしれないが、記録を狙う上でメンタル的にはプラスだろう。
トレイルコースと名がつくだけあって、それなりにアップダウンはあるが、
登ったら下るし、下ったら登るので、精神的にきつくない。
残り7km
走行順3位のランナーを視界に捉える。
脚色は完全に僕の方がいい。
一気に抜く。
この先の1番2番はかなり前にいることをわかっていたので、
ここからは再度タイムとの勝負、自分との勝負。
残り5km
じょじょに苦しくなってくる。
気持ちを強く持つため、
100分切りを達成すること、
走り終えた後の美味しいご飯とビールなど、
走りながらポジティブになるイメージを頭に。
さらに、
焼き鳥焼いて飲んで裸でソファに寝ているであろうあの人とか、
DNFしまくりなのに走ると速いという嫌味なあの人とか、
を思い浮かべ、(実際お会いしたのは一人目のビール腹さんだけなのですけどね)
ここでタレてる場合じゃない!と気合いを入れ直す。
19~20kmはキロ4分50を少し超えてしまったが、
最後の1k盛り返してラストスパート。
走行順3位でFinish!
タイムで抜かれる可能性はあったが、
折り返し地点の状況と、後続がなかなか来ないことで表彰台を確信。
公式タイムは1:35:55、全体3位!
しっかりアメリカでアピールしてやったぜ!
↓主催者側の人たちと談笑
~まとめと小ネタに続く~
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